最新歯科情報を求めヨーロッパの学会へ参加
アルペンスキー発祥の地として知られるオーストリア チロル州 サンクト・アントンで開催されたシンポジウムへ参加して来ました。インプラントと口腔外科に関する学会で、今年で 34回目となる歴史あるシンポジウムです。
オランダ、ドイツを中心としたヨーロッパ各地の大学病院に勤務する先生や個人開業の先生方に混ざり、今回は学生時代の友人が学会発表するということでヨーロッパの最新歯科医療の情報収集を兼ねて参加して来ました。
学生時代を共に過ごした仲間も今や東北大学インプラントセンターの副センター長や歯科口腔外科外来医長を務め、国際学会でも堂々と発表する姿に感慨深いものがありました。共に成長できる仲間がいることのありがたさを感じるとともに、これからもお互いに刺激し合えるよう研鑽を積み続ける覚悟を再認識しました。(写真下:友人達、ケスラー教授とともに)
シンポジウム全体を通じての印象は、インプラントを行う際に必要な土台となるスペースをどのように再生していくのか、科学的なデータや臨床的な結果を踏まえて報告する内容が多かったように思います。以前は骨の量が足りずにインプラントを断られたり、大掛かりな処置を必要としたケースでも、このように日々進化する最先端の歯科医療が患者様により負担の少ない術式として選択可能になってきています。
今回特に印象的だったのはディスカッションの時間が多くとられ、一つひとつ丁寧に意見交換がされていた点です。多様な言語社会のため言葉の壁による影響は感じましたが、ヨーロッパの文化的な背景にもしっかりと触れることができ貴重な体験と学びの機会となりました。
今回のように診療を空け、海外へと学びに出ることは個人開業医の現実として日本ではなかなか困難なことです。患者様のご理解と留守を支えてくれるスタッフの協力あってこそ叶えられる、正に貴重な学びの機会に深く感謝しています。与えられたこの機会を経験として活かし、より良い歯科医療を地域の皆様にご提供できるようこれからますます頑張ってゆきたいと思います。
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